国際単位系では、10m/sとも表すことができます。(m/sはメートルパーセカンドやメートルパーセックと読んだりもします。)
m(メートル)は長さの単位でs(セカンド:second)は秒を意味する時間の単位です。
このように速度は『(長さ)/(時間)』の形で表すことができます。
自動車やバイクの速度メーターはkm/hが単位だと思いますが、これは時速(hはhour:1時間)を表します。
殆どの方が日常会話では、速度を言う時50キロや60キロと言っているので意識していないかもしれませんが、厳密には、時速50キロメートル(50キロメートルパーアワー)や時速60キロメートル(60キロメートルパーアワー)を意味しています。
とまあ速度の単位についてちょっと長く話しましたが、タイトルの問いである秒速10mの話に戻ります。
秒速から時速への計算は簡単です。
まず時間の単位として秒、分、時間とあります。
単純に考えるにはまず、秒速を分速に分速を時速にと変換していけば簡単です。
1分は60秒ですから、
10(m/s)×60(s)=600(m)
となり1分で600m進む速度つまり分速600m(600m/m)であることがわかります。
※m/mの2つ目のmは分を意味する英語ミニッツ:minuteなのでメートルではありません。
同様に分速から時速も、1時間は60分なので、
600(m/m)×60(m)=36000(m)
となり時速36000m(36000m/h)となります。
このままでもいいのですが36000といちいち言うのも煩わしいので長さの単位の方も変換します。
日常的にも使っているキロメートル(km)ですがキロってなんだかよくわからないですよね。
これは国際単位系で1000(10の3乗:10を3回かけたもの)倍を表す接頭辞というもので、様々な単位につけて使うことができます。
ここでは1000mを1kmと変換して使います。
36000m⇛36kmと変換すると時速36km(36km/h) となります。
※mからkmの変換は1000で割ると覚えておけば簡単です。
つまり
Q:秒速10mは時速で?という問いには答えとして
A:時速36kmです。 これは学生の方はテストで見直しの時などにも役立つと思います。
例えば
時速36kmで走る自動車があると言われると遅めにっているとすぐ思いつくでしょうが、
秒速10mで走る自動車と言われると、一瞬「?」となってしまいますが時速に変換するとそこまで不自然でないことがわかりますね。
まあ現実ではありえない解答を作る教師の人達がいたら手におえませんが、私の高校などではそこまでひねった答えはありませんでした。
- 秒速10m ⇛ 時速36km
- 秒速20m ⇛ 時速72km
- 秒速30m ⇛ 時速108km
この3つくらいは覚えていたらいいと思います。
最後に変換のまとめとして
- 秒速から分速は60倍
- 分速から時速は60倍
- 秒速から時速は3600(60×60)倍
となります。
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